勉強をすることの意味

勉強ってなんなのだろうか、”学問を身につける”そういう意味での勉強を取り上げる。

世界史未履修問題

88年生まれの世代には聞き覚えのある問題だと思う。はじめはどこかの公立高校で世界史を教えずに単位を認定していたという問題だったのだが、問題が発覚して1週間ほどが経ち、判明した事実はほとんどの進学校で同じような問題が起きていたことだ。それは僕の学校でも例外じゃなかった。

僕の学校の場合

僕の学校の場合は理系の世界史Aの時間を地理に当てていた。当時、文部科学省は高校の過程において世界史を必修にしており、世界史Aの単位が卒業基準に含まれていたようだ。だが、高校ではその時間を地理に当てていて、僕らは受験生の2月と3月に世界史Aを履修することが求められた。
僕は明確に覚えているのだが、当時学校側の説明は以下の3点にまとめられる。

  1. 理系なので地理に時間を当てたほうが良い大学に受験できるだろうということ。
  2. 生徒の皆さんを困らせるつもりはなかった。
  3. 結果的に困らせてしまい申し訳ない。

「なんでも質問をしてください」と言われたので、僕は質問をした。僕は学校側の対応が不思議で仕方なかった。

Q: ( 僕の ) 高校では大学に受験に合格することが目的なんですか?
A: ( 教頭先生 ) はい、そうです。

僕は残念だけど、仕方ないと思った。僕の勉強する目的は他にあったけど、この学校ではそれが受験だったらしい。このニアミスは仕方ない。諦めよう、残念だけど。そう思っていた。だけど、2日後の朝礼で。

A: ( 教頭 ) 先先日は「高校の目的は受験か?」と言われて、そうだと答えたが、間違いだった。この高校では運動会や部活もしている。受験だけが目的ではない。

だそうだ。私は耳を疑った。僕は受験は少し目的だったけれど、運動会が目的で高校に来ていない。「結局、僕の考えていることは伝わっていないのだ。」と僕は考えて、それ以上のコミュニケーションを諦めてしまった。(学校側もフェードアウトを狙っていた。)

今考えるともう少し僕も自分が考えていることを理解してもらう努力をすべきだったと思う。この努力をすることは、結局いつまで経っても慣れないのだが。

つまり僕は学校に勉強しに行っていた。「なんで世界史教えてくれなかったの?勉強したいのに。」ってことだ。だけど、そんな希望はどうやら小さいことだったようだ。

学校の意味

勉強する意味はたかだか”受験”や”テストの点数”に置き換えられてしまっているのが現実だ。高校の意味は部活とか、体育祭とか、あるのだけれど、現実は学校は「勉強だけをする場所ではない」のだ。だけど、僕は真の意味で、”学校は勉強する場所”だと思う。

学問はすごい

シンプルに言う。学問はすごい。だから、学問を身につけることである勉強はやったほうが良い。
なんで学問がすごいかといえば、すべての学問は人間の「なぜ?」に対しての回答を目指しているからだ。勉強をしたということ(勉強ができるではない)は「なぜ?」に対して真摯に向き合ったということだ。つまり自分ときちんと向き合えるということである。
これが勉強ではなく、スポーツや音楽だったりお絵かきだったりする人もいるだろう。(それだって本来は体育、音楽、芸術であり学問なのだが。)仕事もそうかもしれない。それがない人は勉強をするのだ。

勉強しないと、(自分と向き合わないと、)逃げる人生になる。うまくいかないことは全部他人のせいにしてしまう。だけど、学校の勉強が勉強の全てではないから一概には言えないのだが。

勉強する意味

勉強は実は手段だ。身につけた学問は発揮しなければならない。勉強はインプットだからだ。しかし、何かを表現するためには自分に材料がなければいけない。

自分という人間が人生を通して何を表現するのか、
勉強しない人間は知らず知らずに何処かで聞いたような誰かの人生の真似をして終わるのだ。それは舗装された道を初めて歩く気分なのではないか。
勉強した人は勉強しても見当たらなかった自分の個性を表現できるに違いない。それは本当に価値のあることだと思う。

最後に

学校の勉強で学ばないことはいっぱいある。数学だったら位相なんて高校数学じゃ絶対しないし、四元数を見てニヤニヤすることもない。インカ帝国のマニアックなことは勉強しないし、歴史を掘る考古学者の仕事が理解できるわけじゃない。アポロ18号や地球が丸いことが分かっても、風船にカメラを付けて飛ばして地球の丸い写真を撮る方法がわかるわけじゃない。学校で勉強ができなかった人は自分の「なぜ?」を追いかけてみたら良いのだ。
それは絶対役に立つ。
誰かの役ではなくて、自分の役に立つのだ。

こんにちは。 このブログでは僕の主義をたれ流しにしています。お付き合いいただければ幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。